病院薬剤師、当直なしで先々まで働ける?
更新:2023/04/14
[職種・勤務先, 雇用条件]病院薬剤師で当直なしの条件の転職先を考える際にまず当直がなぜ必要かを考えてみましょう。
24時間患者がいる病院、つまりは入院患者を持つ病院で働く場合、薬剤師に夜勤・当直・オンコールといった勤務形態に就く必要があります。
特に病院の規模が大きければそれだけ科が多様化し、それぞれにおいて求められる業務レベルが高なっていきます。
その結果当直の際の仕事量も多くなり、緊急時に動くような待機状態がメインではなく、夜勤並みに忙しくなる場合もあります。
当直が必要な理由を理解したうえで薬剤師が当直なしの病院に勤務する方法を見ていきましょう。☆☆☆
病院薬剤師、当直なし、夜勤なしの違い
病院薬剤師の当直なしを考えるうえで、当直とよく混同しがちな夜勤とを区別しておく必要があります。
まず深夜に働く場合、日勤と同じように業務を行う夜勤があります。
この場合、きっちり業務がありますので、基本的に動きっぱなしです。
対して当直は待機状態が基本で、患者さんの容体の急変や病室の確認など、必要が生じれば対応します。
そのため、当直、もしくは宿直は病院の忙しさによって厳しさは変わってきます。
病院薬剤師、当直なしの魅力とは?
病院薬剤師で当直なしの求人は魅力的に感じるからこそ検索されているワードですが、実際にはなぜ当直なしが魅力になっているのでしょう?
まず経済的なことを考えると、当直のほうがパートなどであれば時給は高く、正社員でも手当が出るので当直を多くこなしたほうが給与は上がります。
しかし、当直は体にムチ打つ行動であり、特に忙しい病院であれば負担は大きくなります。
そのため、ムリをして体を壊してしまっては本末転倒です。
若さがあり、気力・体力ともに自信があるのであればよいですが、先々の薬剤師人生を考えると無茶をするのはあまりお勧めできません。
もちろん病院によっては当直はほとんど動くことがなく、待機状態で勤務が終わるのでそこまできつくないといった場所もありますが、やはり不規則な生活は負担が大きいです。
このような理由から当直なしはキーワードとして非常に魅力的であることがわかります。
病院薬剤師で当直なしの職場探しのコツ
病院薬剤師で当直なしの就職先を探すのであれば、どのように探したらよいのでしょうか。
もちろん、専門の転職サイトで当直なし、というキーワードを検索するのは王道ですが、ここではいくつかそれ以外のコツを紹介していきましょう。
日勤のみ希望の場合、逆に夜勤のみの薬剤師の求人を探すという手段があります。
夜勤のみがあるということは高確率で日勤と夜勤でシフト性になっているので、当直なしの職場であると考えてよいでしょう。
次に薬剤師数を調べるという方法があります。
これは、できるだけリアルタイムでの従業員数を把握する必要があるのである程度情報量が必要ですが、その人数がわかればそこから一人あたりの当直・夜勤回数を割り出すことができます。
知り合いがいるなどの情報網がない場合、薬剤師専門の転職サイト、その中でもさらに病院薬剤師に特化したようなサイトを利用し、コンサルタントに連絡を取ってみることが正確でしょう。
最後に挙げる例は非常に珍しいかつ難しいことですが、新しく開く病院に就職することです。
新しい病院では、高確率でまだ当直システムが出来上がっておらず、話し合いによって当直のルーチンを決めることになる場合が多いです。
そこで当直がないようにシフトを決め、日勤のみの人員がいるようにできれば当直なしでの業務が可能になります。
このように手段はいくつかありますが、いずれにしろ情報収集が重要になります。
そこでまず行動を起こすのであれば、薬剤師転職サイトへの登録から始めましょう。
病院薬剤師に特化した情報も準備されていて、相談事をしたい場合のコンサルトの連絡先もあります。必要な情報を集め、効率よく転職活動を進めましょう。
いざというときに備えて薬剤師転職サイトに登録しておこう!
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