眼科の門前薬局で薬剤師が働くということ
更新:2023/04/14
[職種・勤務先]眼科の門前薬局の薬剤師は、その専門分野が狭いという印象から、そこまで難しいというイメージはないのですが、実際には処方される薬の効能や効果以外の服薬における説明もたくさんあり、実は難しいものといえます。
また、コンタクトレンズの普及により、従来は高齢者の利用が多かった眼科ですが、若年層への服薬指導も多くなっています。
そんな眼科に専門的に関わる薬剤師の仕事を見ていき、転職先としての可能性を見定めていきましょう☆☆☆
眼科の門前薬局の薬剤師が対応するのはお年寄りばかりではない
眼科の門前薬局の薬剤師が相手にするのは、老化が原因でお薬を貰いに来る高齢者の方々がほとんどと思われている方も多いですが、実際には若い患者様が増えています。
最近ではコンタクトレンズ処方を行っている病院が多くなったことで若い患者さんが訪れるようになったからです。
それに伴い、コンタクトレンズの使い方を守らなかったことでトラブルに見舞われた患者さんも多く訪れるようになっています。
コンタクトレンズをつけたまま寝たために、炎症が起こってしまったことで抗菌の目薬を処方したり、ドライアイや使用期限切れのコンタクトレンズ利用のため目が乾いてしまったため、保湿の目薬を処方することもあります。
これらのトラブルは定期的な検診を行うことで重篤になる前に止められるので、検診の必要性をしっかりと伝えることが薬剤師の役目と言えるでしょう。
コンタクトレンズが非常に身近なものになったため、検診で異常がないと、そのまま検診を受けなくなる場合が多いので、その危険性をよく伝えましょう。
さらにインターネットでもコンタクトが買えてしまうとそもそも検診に来ない方が多いです。薬剤師として、薬局の窓口に立っていなくても定期的に検診を受けるよう、指導してください。
眼科の門前薬局の薬剤師に求められるのは短く、的確な服薬指導
眼科の門前薬局の薬剤師の元を訪れる患者さんは若者も多くなっていると前述しましたが、それでもやはりお年寄りが多いのには変わりありません。
そのため、眼科の門前薬局での服薬指導は短く的確に行うことが重要です。
最も多いパターンが白内障の治療で、そのため眼科はいつでも混んでいる状況というのが多いです。
手術を伴うこの白内障は、改善してしまえば何度も薬をもらうことはないですが、薬での改善を行うのであれば何度も薬を貰わなければなりません。
そのため、何度も薬局を訪れ、処方された薬を使い慣れている、という方も多くいます。
クレームを受けないためにも、説明は短く、そして的確にすることが大切です。
眼科の門前薬局の薬剤師は服薬指導の内容が重要
眼科の門前薬局の薬剤師にとって、服薬指導は重要といえます。
コンタクトレンズでは、コンタクトレンズを着けたまま目薬を使ってもいいのか、一度外さないといけないのか等お薬によっても使用方法が違います。
また、眼軟膏を初めて処方された患者さんは、その使い方に不安を覚えるかもしれません。そのため、きちんと使い方の説明をして、目に入れても大丈夫だと安心して使ってもらえるようにしましょう。
しかし、このようにお薬に関しての’服薬’の段階も確かに重要ですが、その前後の保管も重要なのです。
例えば、目薬は、遮光保管しなければならないものもあります。また、冷所保存のものもあります。また、使用期限が決められているのに期限が切れた後もずっと使用されている方もいます。
眼科の門前薬局と一言で言ってもなかなか奥が深い世界です。その中で働くためには、様々な知識が必要です。
忙しい眼科の門前薬局の中で勉強を平行して行うのは難しいかもしれませんが、その分身につきやすいとも言えるかもしれません。
もし転職先として、眼科の門前薬局を候補に上げるのであれば、薬剤師専門の転職サイトを活用して候補を絞り込むのが良いでしょう。まずは登録からはじめましょう。
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