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管理薬剤師として働くメリットとデメリット

更新:2023/04/26

[モチベーション]

管理薬剤師というと、名前は知っているものの、業務内容やメリット、デメリットというものはなかなかわかりにくいものです。

そのため、転職においても不安がある、という方もいるでしょう。

それでは、管理薬剤師というものはどのようなものか、というのを掘り下げていくとしましょう☆☆☆

管理薬剤師の業務内容って?

管理薬剤師という役職は、法律で定められた、その名前の通り、管理者の立場にある薬剤師のことです。

つまり、薬局や病院といった医薬品を扱う施設にて、薬事法において必ず1人はいなければならない、施設を管理する薬剤師のことを指すのです。

そのため、薬の知識はもちろんのこと、医薬品を扱う施設のことを理解している必要がありますし、さらに薬を扱う他の従業員を管理するマネジメント能力が必要になります。

そのため、通常業務の経験が3年以上ないとなかなかなれないとされています。

管理薬剤師になるには、資格といったものが存在しないので、どのような勉強をしたらなれる、どのくらいのレベルに到達していないとなれない、というものではないのですが、若いうちからなれるものではないとおもっていたほうがいいかもしれません。

しかし、医薬品取り扱い施設には必ずいなければならない管理薬剤師なので、管理薬剤師が退職してしまったりして管理薬剤師がいなくなると若くして管理薬剤師になる可能性があります

最近では薬剤師不足ということもあって、3年以内に管理薬剤師に就任する薬剤師も少なくありません。

しかしやはり経験不足な新人を管理薬剤師にするには少々問題があるので、管理薬剤師不在となる危険性がある時には転職サイトに求人票が上がってきます。

もちろん、管理薬剤師がいない状態での業務はできないので、管理薬剤師がいる状態で将来的に管理薬剤師を目指している薬剤師を募集している求人もあります。

管理薬剤師は自分の管理する施設を扱う上では業務経験が必要なので、いきなり管理薬剤師になるというのはあまり無いでしょう。

管理薬剤師がもらえる給料ってどのくらい?

管理薬剤師の仕事というのは、人材マネジメントや医薬品管理といった、責任が大きなものであるため、その責任の見返りとして手当がつくなどします。

そのため、普通の従業員として仕事をこなす以上に大きな給与が期待できます。

管理薬剤師の平均的な手当というのは、年間40万円程度と言われています。

そのため、年収で換算すると550万円程度にもなるので、一般的な薬剤師の平均年収が500万円と考えると確かにプラスです。

しかし、プラスがある分責任を負わなければならないのです。

医薬品を扱うというのは、人の生死に関わる場合もあり、処方箋を読み間違える、調剤を失敗するなどあってはならないことです。

薬局などでは日頃の在庫確認や取り扱う医薬品の品質管理が、ドラッグストアなどでは顧客対応や商品の陳列方法など、様々な方面に気を配らなければなりません。

もしこれらに関して何らかの失敗があった場合には適切に対処する必要があり、その指図を出すのが管理薬剤師と言っていいでしょう。

もちろん薬局ならば薬局長もいる場合がありますし、病院などでは先輩の薬剤師や医師に支持を仰ぐことが出来ますが、管理薬剤師である以上責任は生じます。

また、従業員の間で揉め事があった際には仲裁したり、うまく業務がこなせるように割り振りを行う必要性があります。

そのため、基本的に管理薬剤師と言うのは、実質業務を行うというより、書類処理を専門に行うデスクワーク中心となる可能性が高いです。

この例外としては、ドラッグストアが挙げられます。

基本的にデスクワークを行うのではなく、他の従業員の動きを把握したり、クレームが出た場合には処理するといった表立った仕事が多くなります。

このように仕事内容の違いというのは職場の違いで生じますが、最終的に責任をもつという点では一致しています。

 管理薬剤師になることで残業が増えてしまう?

管理薬剤師になるということは給与が増える、といったメリットは有りますが、やはりデメリットというものがあります。

一番大きなデメリットの1つは、残業だといえるでしょう。

なにしろ、管理薬剤師は他の薬剤師や従業員を管理する役割を持っているので、営業時間が終わっても、在庫確認などの業務が他の薬剤師のもとで行われている場合帰れないと思っていいでしょう。

最後に管理薬剤師のサインが要る、という書類も多いので、簡単には定時上がりは出来ないでしょう。

他の仕事の中間管理職と同様、責任が重くなるとともに帰りもある程度遅くなることは肝に銘じておきましょう。

また、1つの薬局でずっと管理薬剤師をしていると疲れるから二個就職先を定めようとなると、これは薬事法違反になってしまいます。つまりは仕事の掛け持ちは禁止なのです。

そうとなると、やはりきちんと就職先を一個選びたいですよね。その時にオススメなのが薬剤師の転職サイトです。

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執筆者情報

薬剤師転職JAPAN編集部
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