薬剤師は休憩が取れない?少ないの?多いの?
更新:2023/04/24
[不安と悩み]薬剤師が休憩が取れない、という話がありますが、実際にはどうなのでしょうか。
薬剤師に限らず、きちんと休憩を取りつつ仕事をすることは効率のよい作業、ケアレスミスの軽減などメリットはたくさんあります。
きちんと休憩が取れる職場に就くために転職活動の際に考えなければいけないことを確認していきましょう☆☆☆
薬剤師が休憩が取れない、実際に働いて見ないとわからない?
薬剤師が休憩取れない、と思うとき、それはまず一日につき、十分に休憩時間が確保できない、という意味でとってみましょう。
まず、法律面における休憩時間の決まりを見ていきましょう。
労働基準法34条によると、1日の労働時間が6時間を超える場合、少なくとも45分の休憩を取るべきであり、1日の労働時間が8時間を超える場合、少なくとも60分の休憩を、勤務時間の途中で与えなければなりません。
企業のMRなど、自分で業務時間を管理できる職種は別として、基本的に調剤薬局でも企業や病院でもドラッグストアでも休憩時間が決まっているものです。
昼ごはんがあるから基本的にそこに休憩時間を合わせてくる場合がほとんどですが、法律の面から見てみると、休憩時間はあくまで、勤務時間の途中で与えることが原則になります。
そのため、昼ご飯の時間をつぶしてぶっ続けで仕事をさせて最後の一時間を休憩時間にすることはできません。
また、休憩時間を分割する場合、分割された時間が短すぎれば休憩とは言えないので、通常10分以上の休憩時間が与えられます。
しかし、あくまでもそれは建前であって、店舗のその時の忙しさなどによって簡単に休憩時間は短縮されてしまいます。
そのため、実際に働いてみないとわからないというのが実情です。
薬剤師が休憩が取れない、職業別の現状
薬剤師の休憩がとれない、ということを職業別に考えていきましょう。
調剤薬局
調剤薬局では交代でお昼休憩を取っているので、タイミングこそはずれても一応休憩は取れるようになっているといえるでしょう。
しかし、忙しいタイミングがたまたま休憩に入る前に訪れてしますと、なかなか休憩に入れず、結局次の休憩をとる人に遠慮して休憩時間を短めに切り上げてしまうこともあります。
門前薬局であれば病院の診察時間に合わせる場合が多く、お昼時は個人クリニックであればその時間に合わせて休憩をとることも可能ですが、実際にはクリニックの時間に関係なく患者さんは処方箋を持ってくるので、結局は通常の調剤薬局と同様、患者さんの動きによっては休憩時間が少なくなることもあるでしょう。
病院
病院薬剤師で不安なのは夜勤の時の休憩時間かもしれませんが、実際には業務が決まっていればきちんと休憩時間が設定されているのでそこまで心配ないでしょう。
あえて言うのであれば、調剤薬局やドラッグストアについても言えますが、営業やMRの方と休憩時間にお話しすることをしなければならない、ということで思ったほどリラックスして休憩が取れない場合もあります。
企業
会社に勤める企業の薬剤師の場合は、一般的なサラリーマンと同様に制度としては休憩が存在しますが、忙しいタイミングであれば休憩を取らずに仕事を続ける、といった場合もあるでしょう。
特に、営業の部類になるMRやCRAなどになると、取引先の医療施設に合わせた勤務になるため、休憩が大幅にずれた結果、取らずじまいになってしまうこともあるでしょう。
ドラッグストア
ドラッグストアに関しては、シフト制ですので基本的に休憩は取りやすいでしょう。
ただし、お客さんの相手をしていたりすると作業が滞ったりすることで休憩がつぶれることにつながる可能性が高いです。
上記のような特徴はそれぞれありますが、その状況を把握し、それに対する対策(患者さんに見えない休憩場所の確保、など休憩時間に休憩するように働きかける具体的な制度)などが整備されているところを選ぶのが得策でしょう。
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