薬剤師の求人で管理職候補を目指すには
更新:2024/02/02
[雇用条件]薬剤師の求人で管理職候補を目指すことは収入アップといった目的もありますが、キャリアアップを目指す手段としても捉えられます。
そのため、管理職クラスの職に就くことを一つの大きな目標にするのもやる気アップの面でも良いでしょう。
なにしろ管理職候補から管理職になるために高度なスキルを必要とする場合が多く、それらを習得するために結果として認定薬剤師や専門薬剤師を目指す人も多くいます。
では、管理職候補になれる求人を見ていき、職場の現状を見ていきながら、実際に転職を行うためのコツを掴みましょう☆☆☆
薬剤師の求人で管理職候補を見ることでわかること
薬剤師が働く職場での管理職を見ていくと、薬剤師にかかわらず、店長や係長や部長などといった役職の他、薬剤師ならではの管理薬剤師、そして医療系の職業で関わってくる薬局長などといったポストがあります。
具体的な各職業における管理職候補の求人数を調べてみました。
※調査日時:2016年3月(非公開求人を除く)
全体の求人数 | 管理職候補の求人数 | 管理職候補の求人の比率 | |
調剤薬局 | 26568件 | 413件 | 1.50% |
ドラッグストア | 11978件 | 98件 | 0.80% |
病院 | 1664件 | 8件 | 0.40% |
企業 | 255件 | 2件 | 0.70% |
どうでしょうか?
ここから見てもわかるように、管理職候補になる可能性を高めるのであれば調剤薬局への就職がおすすめでしょう。
なにしろ最近は大手企業が全国規模のエリアでチェーン展開する調剤薬局を増やしています。
それぞれのエリアにエリアマネージャー職を設けたり、薬剤師として、というより会社の経営者側に立って本部や本社で働くこともできます。
就職できるのが薬剤師であり、さらに現場以外でも薬剤師が活躍することができる職場だということから管理者候補としてのキャリアアップが望めます。
他にも理由はあります。管理職への昇進はいくら能力があっても自分の力だけでは叶いません。それは、いくら向上心と実力があっても管理薬剤師などのポストが空いていなければ昇進は出来ません。
そこで、店舗ごとに店長、さらにエリアごとにエリアマネージャーなどといった役職が必要となりますので、より多くの店舗を抱える薬局であればその分ポストの空きが期待できるといえます。
順位では次に来るドラッグストアについても同様ですが、こちらは薬剤師だけが働く場所ではないので、薬局ほどのポストが期待できるわけではないでしょう。
ただし、ドラッグストア側も薬剤師の確保に力を入れていますので、積極的に薬剤師を店長にすることで薬剤師の定着を狙っている場所もあります。
そのような場所であれば管理職候補の求人が多いといえます。
最後の病院は薬剤師が薬局長になるということから薬剤師のみの職業として管理職になりやすそうですが、ポストがほとんど空いていないのが現状です。
その結果、このような表の数値になるといえます。
薬剤師で求人、管理職候補の内定をとるためには
薬剤師の求人で管理職候補のものに内定をもらう確率を上げるにはどのようにしたら良いのでしょうか。
おすすめは他の希望者との差をつけることです。
それが一番しやすいのは、実力を示しやすい資格の取得することです。
一生モノと言われている薬剤師の資格ですが、今では取得後も継続して学ぶことが望まれ、それを当然と思われるようになっています。
その努力を明確に就活担当者に見せるため、認定制度というものが利用できます。
もちろん、資格の取得には一定期間の研修参加を要するものや、試験に合格することが必要があるものなど、転職活動の合間に行うには難しいもの、さらにそれらの難易度もさまざまありますので、このような資格を取得することには、管理職候補になり、さらに管理職となるための様々なメリットが込められています。
資格取得に寄ってスキルが向上するだけでなく、専門的な知識を身につけている薬剤師として、特に医療に関わる役職の方にとっての肩書きになります。
勤務先によっては資格手当があるところもあるので年収アップにもなるのです。
たとえそのような制度がなくても信頼や評価も上がりますので、大きな仕事を任されたりと仕事のやりがいを増すことが出来ます。
特に病院や調剤薬局ではこのような資格は重要視されますが、ドラッグストアや企業ではあまり気にかけられていないという印象があるかもしれません。
しかし、実はそれらの資格をとるために努力したことも評価の対象になると言えるでしょう。
個人の努力はもちろんのことですが、やはり管理職候補のある求人を見つけるには情報収集が必須になります。
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