薬剤師の独立に伴う問題と得られるもの
更新:2023/03/29
[モチベーション, 不安と悩み, 勤務形態, 職種・勤務先]薬剤師の独立といえば、調剤薬局の開業が有名です。特に最近の経済状況では、給与などの不満から、独立を考える薬剤師が増えています。
しかし、やはり独立に関しては不安が多く、何から手を付けていいか分からず、結局独立する勇気がなく、何もしない人も多くいます。
では、どのような事に注意していれば薬剤師は独立を成功出来るのでしょうか?☆☆☆
薬剤師の独立って実際難しいものなの?
薬剤師が独立を考えることは、珍しい事ではありません。
調剤薬局勤務とは、初任給こそ高くても、昇給が殆ど無いことから多くの薬剤師は一度は独立を考えます。
独立というと、自分の好きなように会社経営がきでるという利点もありつつ、やはり倒産などのリスクが有ることで一般の薬剤師としてはいまいち踏み出せない分野でもあります。
とくに薬剤師の仕事の中でも調剤薬局開局というのがメジャーな独立手段ですが、昨今の大手全国チェーンの出現によって競争が生まれるのではないかと危惧して、独立があまり考えられない、という声もあります。
しかし、実際には調剤薬局経営は専門的な分野であり、必要な経営知識と人脈があれば、経営を始めやすく、同時に続けやすいものであるとも言えます。
薬剤師が独立をするのは難しくないの?
薬剤師が独立するのは、そんなに簡単な事なのでしょうか?
例えば、飲食業界の人が独立してレストランを始めるとします。まず出店しようと考えている地域の人数、年齢層の割合を調べます。
さらに周辺のレストランを調べ、競合相手がいるか、独立して開店した後にどのくらいの収益、集客があるかを調査しなければなりません。
しかし、薬剤師が調剤薬局を開業するとなると、まず調剤薬局を利用しない年代というものはありませんし、さらに味の好みのように調剤薬局をわざわざ選ぶ人はなかなかいないので、競合相手の問題はあまりありません。
近くにある調剤薬局に行くという場合が殆どなので、よっぽど隣同士に開業したという以外はそこまで気にする必要はありません。
また、薬剤師の独立はレストランと異なり、扱うのが専門的な薬なので、資金調達の予測も立てやすいことも挙げられます。
薬剤師が独立するなら考慮した方がいい項目とは?
薬剤師の独立がいくらやりやすいといえど、もちろん初期投資として独立開業のための資金は必要ですし、経営者ならではの人間関係、経営自体に慣れるまでの苦労もあります。
しかしそれでも、開業物件を効率よく見つける事が出来、とくにトラブルもなく、順調に進めばだいたい半年くらいである程度黒字を得られるとされています。
薬剤師が独立して経営者として活躍するには、従業員のシフトや勤務時間、さらに薬の科目の種類、それらの在庫管理や患者数と薬剤師の人数比の調整等、さまざまな制約条件はつきますが、だいたい1人の薬剤師で1日数十枚の処方せんをこなせるという計算であるなら、基本的に物件の家賃さらに水道光熱費、人件費などにあてても黒字になると考えて良いでしょう。
経営が順調に軌道に乗り、処方せん枚数が大きく変動しなければ、今後の経営方針も立てやすく、店舗を増やすことも視野に入れてよいでしょう。
薬剤師が独立するという事は、言葉通り、自分の力のみで会社を運営することです。もちろん、その前に計画や調査も多く必要で軌道に乗るまでも多くの苦労が伴うでしょう。
しかし、自分の経営方針で職場を動かせることや、大きな収入源になることからやりがいを多く感じられる仕事になることが考えられます。
独立をするには、いきなり開局を行うよりは、職場自体を経験し、さまざまな仕事を通じて人脈を広げていくことが無難です。
そのため、薬剤師転職サイトでそのようなものが手に入れられる職場をさがしてみると良いでしょう。
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