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薬剤師が産休・育休実績ありの求人を選ぶ注意点6つ!

公開:2022/08/10

[不安と悩み]

「薬剤師が産休・育休実績がある求人を選んで転職すれば、妊娠・出産しても働ける!」

そう思っている薬剤師さん、ちょっと待ってください。

それを信じて転職すると、痛い目を見るかもしれません。

薬剤師が産休・育休実績ありの求人を選んで転職する時の注意点は6つあります。

その注意点を確認した上で、産休・育休実績ありの求人に転職しましょう。

そうすれば、妊娠・出産後に育児と仕事を両立しながら、長く働けます。

 

薬剤師の産休・育休実績ありの求人注意点①:誰でも必ず取れますか?

薬剤師が産休・育休実績ありの求人を選ぶ注意点の1つ目は、「誰でも必ず産休・育休を取れるか?」です。

求人に「産休・育休実績あり」と書かれていても、必ず産休・育休を取れるかどうかはまた別問題です。

その職場で産休・育休を取ったのは上司に気に入られているタイプだったのかもしれません。

また、産休・育休取得を拒否されたから、「産休・育休が取れないなら、労基に駆け込みますよ?」と交渉して、ようやく取得できたのかもしれません。

だから、薬剤師が産休・育休実績ありの職場に転職したい時には、申請すれば、誰でも必ず産休・育休を取れるのかどうかを確認しましょう。

 

薬剤師の産休・育休実績ありの求人注意点②:転職1年目でも取れますか?

薬剤師が産休・育休実績ありの求人を選ぶ時の注意点の2つ目は、転職1年目でも産休・育休を取れるかどうかです。

産休は、産前6週間(希望した場合のみ)と産後8週間は就業させてはいけないと労働基準法で定められているので、転職1年目でも必ず取れます。

しかし、育休は違います。

育休は育児介護休業法で定められていて、子供が1歳になるまでの期間取得できるお休みのことで、申請があれば企業側は原則として拒むことはできません。

でも、労使協定で「1年未満の場合に育休の対象から除外する」と定められていることがあります。

その場合には、転職1年未満では育休は取得できません。

「転職後は早めに妊娠・出産を考えている」という薬剤師さんは、転職1年目で妊娠しても育休はしっかり取れるのかを確認しておくと安心です。

 

薬剤師の産休・育休実績ありの求人注意点③:パートでも取れますか?

薬剤師の産休・育休実績ありの求人を選ぶ時の注意点の3つ目は、パートでも産休・育休の取得実績があるかどうかです。

産休・育休は労働者の権利ですので、パートなどの非正規雇用でも取得することができます

ただ、非正規雇用の場合、次の条件を満たす必要があります。

 

「子が1歳6か月に達する日までに、労働契約(更新される場合には、更新後の契約)の期間が満了することが明らかでないこと」

引用:育児休業や介護休業をすることができる有期雇用労働者について(厚生労働省)

パートで転職したい薬剤師は、パートでの産休・育休の取得実績があるかどうかをきちんと確認しておきましょう。

また、正社員で転職する薬剤師も、パートで産休・育休実績があるかどうかを調べておくことをおすすめします。

パートの産休・育休実績がある企業・病院は、それだけ産休・育休が取りやすく、出産・子育てに理解がある職場なので、女性が働きやすい職場と言えるからです。

 

薬剤師の産休・育休実績ありの求人注意点④:復帰を強制されませんか?

薬剤師が産休・育休実績ありの求人を選ぶ時の注意点の4つ目は、復帰を強制されないかどうかです。

育休に入ると、子供が1歳になるまで育休を取得するつもりであることを職場に報告していても、「早く復帰しろ!」、「いつから復帰するんだ?」、「いつまで休んでいるんだ!」と早く復帰するように圧をかけてくる職場があります。

いくら産休・育休を取ることができても、早く復帰するようにせかされて、職場・上司からプレッシャーをかけられたら、落ち着いて子育てすることも出来ず、ストレスMAXになります。

だから、薬剤師が産休・育休実績ありの求人を選ぶ時には、職場復帰を強制されないかどうか?そのような事例が過去にあったかどうかを確認しておくと安心です。

 

薬剤師の産休・育休実績ありの求人注意点⑤:復帰率は高いですか?

薬剤師が産休・育休実績ありの求人を選ぶ時の注意点、次は育休からの復帰率です。

産休・育休を取得後、育休明けと同時に退職するケースは割と多くあります。

なぜ、せっかく育休を取得したのに復帰せずに退職するのか?

その理由は、主に次の2つがあります。

  • 職場からそのように仕向けられた
  • 産休・育休を取った側(薬剤師)が自分から退職した

職場から「育児休暇を取っていいから、育休が明けたら復帰せずにそのまま退職してくれ」と言われるケースもあるのです。

実際に職場からそのように言われたケースが私の身近でもありました。

職場としては、「子育てしている女性は欠勤が多くなるし、残業もしないから戦力にならない」と思っている。

でも、そのまま退職させると世間体は悪くなるし、労基に駆け込まれたらヤバい。

それに、産休・育休を取れない会社と世間にばれるのもヤバい。

産休・育休を取らせてから退職とすれば、出産手当金・出産育児一時金・育児休業給付金も出るし、厚生年金保険料や健康保険料も免除になるから、お互いにWin-Winでしょ。

このような論理で、産休・育休後にそのまま退職させられるケースはあります。

その場合、その企業は高い産休・育休取得実績を誇ることができます。

「ここに転職すれば、育児しながら働ける!」と勘違いして転職したら、ひどい目に遭うかもしれません。

だから、「産休・育休実績あり」かどうかも大切ですが、産休・育休からの復帰率も同じくらい大切なのです。

産休・育休を取った側(薬剤師)が自分から退職したケースについては、次で解説していきます。

 

薬剤師の産休・育休実績ありの求人注意点⑥:育児と仕事を両立できる環境ですか?

薬剤師が産休・育休取得実績ありの求人を選ぶ時の注意点の最後は、育児と仕事を両立できる職場かどうかです。

産休・育休を取得できたとしても、復帰後に育児と仕事を両立できる職場環境が整っていなかったら、長く働いていくことはできません。

夫としっかり分担体制を作り、親の協力があったとしても、出産前と同じように働くのはなかなか難しいです。

だから、産休・育休実績ありの職場に転職するなら、育児と仕事を両立できる環境かどうかを確認しておきましょう。

育児と仕事を両立するためのポイントは・・・

  • 残業時間
  • 休日数
  • 希望休の取りやすさ
  • 有給消化率
  • 夜勤や遅番免除の有無
  • 短時間勤務が使えるか
  • 子の看護休暇の取得実績
  • 院内保育園や保育補助の有無
  • 先輩ママ薬剤師の有無

などなどたくさんあります。

これらを調べておきましょう。

前述で産休・育休から復帰せず自ら退職を選ぶケースもあると述べましたが、「もともと復帰するつもりはなかったけれど、産休・育休を取ったほうがお得だから」という理由の人もいますが、「復帰するつもりだったけれど、子育てしているうちに、自分の職場環境では育児と仕事を両立しながら働けないと悟った」という理由の人もいます。

せっかく産休・育休を取ることができて、復帰するつもりもあったのに、職場環境のせいで退職せざるを得なくなったというのは悲劇です。

育休から復帰しても働きやすい職場かどうかは、先輩ママ薬剤師に聞くのが一番確実かもしれません。

 

まとめ

薬剤師が産休・育休実績ありの求人を選ぶ時の注意点6つをまとめました。

今後、将来の出産・育児に備えて、産休・育休実績ありの職場に転職を考えている薬剤師さんは、それに付随する注意点も必ず確認しておきましょう。

ただ、6つの注意点は自分では調べられないものばかりです。

自分では調べられない。でも、転職前に確認しておきたい。

そういう時は、薬剤師転職サイトを使うことをおすすめします。

薬剤師転職サイトを使えば、担当者が6つの注意点を細かく調べてくれますので、産休・育休実績があって、妊娠・出産後も安心して働ける職場に転職することができます!

いざというときに備えて薬剤師転職サイトに登録しておこう!

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執筆者情報

薬剤師転職JAPAN編集部
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