薬剤師の留学ってどんな注意点があるの?
更新:2023/05/09
[不安と悩み]薬剤師の留学、というとワーキングホリデーが主流ですが、ボランティアといった形があります。
また、薬剤師が留学をする際には、どのようなメリット、デメリットが考えられるかを通して注意事項などを押さえていきましょう☆☆☆
この記事の内容はこれ!
薬剤師が留学によって得られること
薬剤師の留学、それは学生の留学、他の職業の人間の留学とどのような違いがあるのでしょうか。
バブル経済をきっかけとして、留学、特に語学留学という概念が広く知られるようになりましたが、最近の傾向としても、薬剤師にかぎらず、他にも医師や看護師等といった医療従事者が留学を希望する、というケースが多くなってきています。
その場合の留学の目的としては、薬剤師の医療従事者としての幅を広げる、という思いがきっかけになっていることがほとんどです。
考えられる留学のメリットとしては、医学関連論文や報告が仲介者を通さず直接原文が読める、場合によってはその作者や関係者と直接会話ができるということでより医学に対する知識を深められるというものがあります。
他にも、海外の薬などで、効能や副作用等が英語で書かれている場合、患者さんへ伝えようとしても正確には伝えられません。
英語を理解することで早く、そして正確に理解して相手に情報を伝える事ができるようになりますし、海外の患者さんが相手の場合にも助かります。
病院薬剤師や薬局薬剤師など、直接患者さんと交流を持つ仕事に就いているとやはり便利ですね。
他にも企業などで、英語を使用する医薬品や医療機器の薬事申請といった業務の広がりも期待できますので、留学によって薬剤師が英語の力を高めると、薬剤師の、医療従事者としての仕事の幅を広げられるというメリットも大きいのです。
薬剤師の留学の形、ワーキングホリデー
薬剤師が留学でワーキングホリデーと言っても、日本でとった薬剤師国家資格は日本国内でしか使えないので、薬剤師として留学する、というのは少し難しいかもしれません。
しかし、アルバイトできるドラッグストアがあれば、ワーキングホリデービザが取得できるので、薬剤師に関連する仕事ができるかもしれません。
もし仕事が見つからなくとも、ボランティアとして英語を学ぶ方法もあります。
病院などの医療施設でボランティアに参加することができるので、仕事としてアルバイトをするよりも、より薬剤師としての勉強ができるといえるかもしれません。
また、ワーキングホリデーの斡旋を行う会社などでは、アルバイトよりも、ボランティアの紹介が得意というところもありますので、そのような会社を見つけることで可能です。
薬剤師が留学するために注意すべきポイント
薬剤師が留学するにあたって、注意すべき点がいくつかあります。特に、海外に長期間いるということで生活面での注意点があります。
日本では当然ある、もしくは日本人向けに作られてある商品が必ずしも留学先で売られているというわけではありません。
そのため、女性薬剤師の場合であれば生理用品は必需品ですよね。日本のものは敏感な日本人の肌に合わせて作られていることが多く、海外のものを使うとかぶれてしまうことがあります。
また、日本の品質が高いことから、化粧品やスキンケア商品でも体調不良と言った問題を引き起こす場合があります。
また、肌の色が違うことでファンデーションの色が合わない、といったトラブルはよく有ります。
このような女性薬剤師の必要なものは、日本から大量購入して留学先へ持っていくことがおすすめです。
薬剤師が留学するならその国を知るべき。
薬剤師が留学する際に気をつけたほうがいいことにその国の文化があります。
日本では普通に使用しているピースサインが反感を買う可能性があったり、何気なくやっている仕草が留学先の国ではタブーだった、ということも珍しくありません。
また、特に日本人をあまり知らない国に留学すると、暗黙の了解として当然知っているべきものとして、特に誰も教えてくれないこともあり、だいぶ経ってからやってはいけないことだと知った、というケースも少なくありません。
また、薬剤師の海外留学において一番心配なのは、犯罪に巻き込まれることです。
調子に乗ってあまり知らないメンバーについていく、主旨をあまり理解せずにパーティーに行くなどは言語道断ですが、やはりどうしようもない時もあります。
暗い夜道を歩かない、などといった注意事項は当然ですが、日本人だから、といった理由だけで犯罪のターゲットになってしまうこともありますし、自分一人の注意だけでは限界があります。
そこで、地域特有の犯罪の種類や、地元の人に人気の防犯対策などといった情報を事前に収集するようにしましょう。
なにしろ、自分の身を守れるのは海外では自分しかいないのですから。
薬剤師が留学するには情報が一番!
薬剤師の留学先を決める際には、総合的に見ると、情報が非常に重要だということが分かります。
おすすめとしては、ワーキングホリデー先の国を決めたり、その斡旋を依頼する会社を決める際には、知り合いを通してその国の人や、その国への留学経験者にコンタクトをとったり、フェイスブックなどのSNSを通じて、実際に現地に知り合いを作っておくということです。
さきに情報交換をすることで情報入手、そして先々お世話になれるように打ち解けておくのも重要なポイントです。
また、これらの情報をより広い範囲から収集するために、そして留学経験を活かしてよりよい職場に転職する可能性があるのであれば、薬剤師転職サイトへの登録がお勧めです。
留学経験は確実にあなたのスキルをあげてくれます。そして、留学そのものをすることで積極性などが評価されます。
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