薬剤師の給料はいいほうなの?
更新:2023/03/30
[モチベーション, 不安と悩み]薬剤師の給料が良いか悪いかと言うと、最近は薬剤師になるためには6年の大学での勉強が必要になったため、結果的なコストパフォーマンスが悪いと言われています。
しかし、私に言わせれば、薬剤師の給料の良し悪しは、何に価値を置くかによります。その項目について、いくつか例を上げて紹介していきましょう☆☆☆
薬剤師 給料は調剤薬局では上がらない?
薬剤師の給料は、スタートの時点では大体400万円以上がほとんどと良い分、昇給が少ないと言われています。
実際には、これは調剤薬局での薬剤師の給料に当てはまると思われます。
私自身の給料は、毎年7000円程度の昇給ですが、調剤薬局の場合、一般的な昇給の数字は、毎年3000円~5000円だ、そうです。
そのため、10年働いたとして、管理薬剤師手当とかもあるでしょうが、一般的に薬剤師の年収は500万~600万程で頭打ちになります。
そのため、家族を抱えるお父さん薬剤師にはちょっときついかもしれませんが、女性で一人暮らしであったり、奥さんやママさん薬剤師であるなら、正社員でもパートでもそれを賄うだけの初任給があるので、薬剤師の給料を持ってすれば余裕のある生活が期待できるでしょう。
だからこそ、調剤薬局は女性薬剤師の割合がすごく高くなっています。
もちろん、自分の薬局を開いて、経営も行えば、繁盛具合で年収1000万円以上もありえますが、そのための資金を考えるととりあえずその借金の返済に追われるでしょうから、よっぽどの貯蓄や経営の自信がなければ、あまりおすすめはしません。
薬剤師の給料で、一番いいのは企業?
薬剤師の給料が良いのは企業なのかというと、給与の良し悪しは本当に企業それぞれによります。
スタートが年収250万円から300万円と調剤薬局よりかは低いですが、もしきちんと出世していけば、給料は飛躍的に上がり、1000万円を超えることも可能です。
もしMRなどの営業職であれば、成績が良ければこのレベルの給料に30代で到達することも可能です。
しかし、MRでも研究などの内勤でも同じなのですが、残業というのが高確率で発生します。
それを良い方向で捉えるのであれば、残業代を稼げるので収入アップに出来ます。
そのため、遅くまで残ったり休日出勤を覚悟しなければならないでしょう。それでも高い給料がほしい!という薬剤師には良い職業かもしれません。
薬剤師の給料、ドラッグストアなら?
薬剤師の給料は、ドラッグストアではどうなのでしょうか?
ドラックストアの薬剤師の年収は、だいたい400~700万円以上と言われています。
これは、だいたい調剤薬局の薬剤師と同じくらいなのですが、店長への昇進という形で昇給が発生するので、給料は良くなる可能性があります。
もちろん、店長となると、薬剤師として求められている知識以外にも、商品管理やアルバイトの管理など、様々な働きが要求されます。
それらの仕事があまり向かない人にはすこし薦めにくい形での昇給ですが、ドラッグストアでは、そのようにして役職が上がり、給料も上がります。
薬剤師、給料で選ぶなら病院!?
薬剤師の給料が良いのは、それでは病院なのでしょうか?
病院の初任給は、大体20万円~25万円と薬局やドラッグストアと異なり、少々少ないのですが、役職が存在することから昇給していきます。
薬剤部長などになると、もちろん病院の規模や法人関連の条件にもよりますが、薬剤師にもそれなりの給料がでると考えていいでしょう。
もし国立病院など、公務員の給料に準じている病院で働けば、病院の中でも高い生涯年収を得られるでしょう。
自治会の病院で薬剤師をしていた方に話を聞いたところ、公務員である病院薬剤師の給料には、毎年5000円から7000円ほどの昇給が見込めます。
さらに病院内にて、公務員として主任や係長、部長などと役職によって給料の昇給幅も増えます。一般的に50歳で年収800万以上は期待できます。
退職金ももし退職まで公務員であれば、2500万くらいあります。民間であれば、その病院の規定に準ずるのですが、ここまでの給料UPは見込めないでしょう。
給料は、最初が多くても昇給がなければ生涯収入で考えると低いところもありますし、逆に初任給が少なすぎて昇給があっても結果がともわない場合があります。
また、昇給を当てにして、転職を考えているのであれば、あまり意味はありません。
求人票で給料は明らかにしてても、昇給について詳しく述べているところはほとんどないからです。
自分の将来を考えて給料の期待できる仕事先を選びましょう。その際には、ぜひプロの手を借りて、薬剤師転職サイトを利用しましょう。
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