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薬剤師で老人が嫌いなら先行き不安?

更新:2023/04/14

[不安と悩み]

薬剤師で老人が嫌い、というのは珍しいことではありません。

特に年齢が離れてしまえば離れてしまうほど、話や考え方が合わず、困ってしまうことからトラウマを抱えてしまう薬剤師も少なくはないでしょう。

老人というのが、どのような存在なのか、薬剤師はその存在をどのように受け入れたらいいのか、少し考えていきましょう☆☆☆

薬剤師で老人が嫌い、ミスコミュニケーション

薬剤師で老人が嫌い、ということに老人と上手くコミュニケーションがとれない、ということがあります。

老人は耳が遠い、ということもありますし、薬剤師の使っている言葉の意味が分からない、早口すぎて聞き取れない、ということもあります。

これらの場合は、意識して声を大きく、言葉も横文字を使わずで、できるだけ砕けた言葉を使うようにしましょう。

また、ゆっくり、言葉を区切るようにして話すとよいです。イライラしていたり、急いでいたりすると無意識に早口になってしまうので気分を落ち着けて話すようにしましょう

特に調剤薬局であれば老人の患者さんが多いので、特に念頭に置いておくことが薬剤師にとって重要です。

薬剤師で老人が嫌い、ということの実態

薬剤師で老人が嫌い、というのは実は珍しいものではありません。

まずは患者さんとして、お客さんとして老人が嫌いというパターンがあります。

高齢者の特徴として、心身の機能が衰えているというものがあります。

体の機能の衰えであれば、調剤薬局や病院、ドラッグストアで棚にぶつかりそうな勢いでよろけて店舗や病院内を動かれるとハラハラするでしょう。

また、話しかけても耳が遠くて聞き取ってもらえなかった、ということもあります。

しかし、その体の機能の衰えにより喪失感が生じることで孤独や不安を感じてしまうご老人もおられます。

そのような老人を気遣って手を差し伸べてしまうと、憐れんでいるととられ、嫌味を言われたり、場合によってはクレームを上げられることになるでしょう。

身近な例としては、バスや電車で席を譲ったのに逆に怒られた、ということがあります。

そのようなことがあっては、それがトラウマになって老人を嫌いになってもおかしくはないでしょう。

難しいことですが、永く生きてきて、その半分ほどしか生きていない若造に助けられる、というのを恥ずかしいと思っていることを理解してあげて、そのようなときもある、と割り切ってしまうことが得策です。

気持ちを切り替え、そういう時もあった、くらいに片づけられることが良いです。

他に、高齢者の特徴として年とともに性格が変わってしまう人がいます。

それは年を取ることによる強迫観念から生まれるものとも言われてます。

無口になってしまう人や頑固になってしまう人がおられます。

前もらっていたクスリと違う、前された説明や服薬指導と異なる、などやたら抵抗する方や、何を言っても返事をくれない人もいます。

そのような方も特にもともとコミュニケーションが苦手な薬剤師さんであったら頭を抱えてしまうことでしょう。

その場合は、一度言いたいことをすべて言わせてあげましょう。逆に無口の方であれば根気強く話しかけてみましょう。

年を取ってしまうことで強迫観念が原因であれば、その不安を少しでも払拭してあげれば少しは心を通わすことができるでしょう。

薬剤師が相手の老人のペースに合わせてあげることでスムーズなコミュニケーションを心がけましょう。

薬剤師で老人が嫌いなら製薬会社などの企業に行けばいい?

薬剤師で老人が嫌いなら、製薬会社などの企業に行こう、という方もおられるかもしれません。

では、患者さんやお客さんと直接かかわらない企業などはそこまで問題ないのでしょうか。

決してそうではありません。メーカーであれば、苦情としてクレームが電話などでされることもありますし、MRであれば、患者さんだけではなく、医者にもお年の方がおられればなかなか話を聞いてもらえなかったり、頭ごなしに怒られてしまう結果にもなりかねません。

患者さん、お客さんの層を選べない以上老人と絡みたくないからこの職業に行こう、というのは難しいと思っておきましょう。

薬剤師、老人が嫌いなら健康話題で攻めろ!

薬剤師で老人が嫌い、ということで幸運にも老人の患者さんやお客さんがいない場所に行けたとしましょう。外部の老人がいなくても、内部に存在します。

先輩や上司、中途採用であれば同期や後輩に老人がいてもおかしくありません。

昔はこうだったのに、とかたくなに話を聞いてくれなかったり、無口で何を考えているかわからない、仕事を教えてくれず、見て盗めと言ってくる。

もちろん、場合によってはそこから学ぶものもあるのは確かですが、本当に受け付けない、という対象になると一緒に働くのは苦痛となるでしょう。

では、対策はないのでしょうか。最も良いのは、老人の方とコミュニケーションを試みることです。

コツとしては、老人の人たちと楽しいコミュニケーションをとることです。

そのためにおすすめなテーマが健康です。

やはり健康は非常にホットなトピックで、老人の方であれば何かしら健康法を実践しているのが普通なので、それをネタに会話に花を咲かせることができます。

また、思い出話も有効です。高齢者の人たちは、会話をする若い人たちにたまについていけないと感じてしまう場合があります。今の話をせずに、思い出についてお話を聞いてみましょう。

「そういえばこんな大きな時代を変えるイベントがありましたよねー」と言ったりすることで、ご老人に、「私はそのころだったら30代で最初の仕事をしていた・・・」と自然と会話を引き出すことができるでしょう。

高齢化社会が進み、薬剤師である以上、高確率で高齢者とお仕事をすることになるでしょう。

その場合は話をするときには、簡潔にわかりやすい言葉を選び、老人にしっかりと意思を伝えることが必要です。

現代語、と言われる造語や難しい会話や早く喋ってしまうと、老人は会話についていけないことがあります。

これらの注意をして老人の方々とのコミュニケーションを行うことが必要です。

仕事をしていくうえで限界だ、と感じたならば、高齢者のお客さんが少ない、高齢者の方と仕事をする可能性の低い職場を選ぶ、という転職の道が選べます。

そのような情報は求人票に載っていないので、薬剤師専門の転職サイトに登録し、転職コンサルタントに質問して情報収集をお願いしましょう。

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執筆者情報

薬剤師転職JAPAN編集部
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