薬剤師の薬局長とはどのようなものなのか
更新:2023/04/12
[モチベーション, 勤務形態]薬剤師の薬局長というと、薬局に務めたことがない人にとっては少々聞き慣れない言葉かもしれません。
薬局長というと管理薬剤師と一緒にされたりとなかなか実態がつかめないものかもしれません。
しかし、薬局長というのは非常にやりがいのある重みのある仕事なのです。今回はその薬局長に注目して、どのような仕事なのかを分析していきましょう☆☆☆
薬剤師の薬局長の仕事ってどんなもの?
薬剤師の薬局長の仕事とは具体的にどのようなものなのでしょうか?
薬局長といえば、簡単に言うならば薬局の店長です。
つまり、飲食店や雑貨屋の店長さんのように社員やバイト生を統括し、なおかつ本店との連携を取るのと同じように薬局長も薬局に勤務する薬剤師を統括し、本部との連携を取るなどといった仕事を行います。
そのため、求められる人材像としてよく募集要項に載せられるのが、リーダーシップを取れる人、コミュニケーションの取れる人、責任感が持てる人といった項目です。
”長”とついているだけあって、まだ若いうちは無理かなーと思われるかもしれませんが、実は20代でこの役職に就いている例も珍しくありません。
とくに薬剤師が不足している薬局になれば早々に薬局長に上り詰めることが可能になるでしょう。
普通のお店の店長と同様、店長は基本的に1人です。
そのため、薬局長になるのは若くても可能といえど、すでに退職もまだまだというような薬局長が在籍しているとなれば少々難しいことといえるかもしれません。
薬剤師で薬局長と管理薬剤師、どう違う?
薬剤師の薬局長と管理薬剤師の違いとしては、薬局の長であるか、薬剤師を管理する立場であるか、といったものがあります。
具体的に言うと、薬局長は店舗の最高責任者であり、本部や他の医療機関ともコミュニケーションをとるいわゆる外交も行います。
対して管理薬剤師の設置は法律で定められていて、トラブルが起きた際には指図する権限を持っていますし、逆に言えば管理薬剤師が薬局内の物事に責任を持たなければなりません。
薬局長に比べると薬局内部のことに力を注ぐことになると言えるでしょう。このような違いはありますが、いずれも責任のある立場で経験と実績を必要とします。
また、人をまとめるマネジメント能力も必要になるのでただ仕事の早さや正確さだけでは難しい物があります。
そのため、給料も普通の薬剤師より高く、立場も上になります。年収アップ、キャリアアップにはうってつけの役職といえるでしょう。
薬剤師の薬局長になるメリットとデメリット
薬剤師の薬局長になれば、やはり役職がつくということで手当がつき、給料がアップすることが期待できます。
また人を統括すると言う役割からキャリアアップ、自分磨きができるので非常に達成感の得られる仕事といえるでしょう。
特に人を使い、成長させる側になるので、部下が仕事ができるようになるのを見れば大きな充実感を感じるでしょう。
しかし、やはり一緒に責任感も非常に大きくなるので、その分ストレスの原因となるかもしれません。
従業員である他の薬剤師をまとめることは協調性のない人がひとりいるだけで非常に困難になります。
また、最近では薬剤師不足が深刻な薬局が増えてきていているので、十分な数の薬剤師を雇えないとなると仕事の分担も難しくなり、不満を抱える従業員が出てきて悩みの種となるかも知れません。
そのため、この仕事に就き、そして薬局長で在り続けるというのは、性格があっているかということが長続きの鍵といえるでしょう。
しかし、自分が薬局長に向いているのか、などということはなかなかわかるものではありません。
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