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薬剤師が調剤拒否出来る場合ってあるの?

更新:2023/04/14

[不安と悩み]

薬剤師が調剤拒否、というと仕事を拒否しているということです。

何の理由もなく仕事を拒否することは当たり前ですが決して許されることではありません。

しかし、人の命を預かるという特殊な仕事である上、拒否することが正しい判断の時があります。

そのような状況を考慮しつつ、薬剤師の調剤拒否について見て行きましょう☆☆☆

薬剤師の調剤拒否は法律上で規定されている?

薬剤師の調剤拒否はそもそも法律上ではどのような扱いになっているのでしょうか。

薬剤師法第21条では、『調剤に従事する薬剤師は、調剤の求めがあった場合には、正当な理由がなければ、これを拒んではならない。』と規定されています。

これは、いわゆる薬剤師の『調剤の求めに応ずる義務』から規定された条文です。

さて、ここでいう正当な理由とは、旅行や近親者の不幸で薬剤師がそもそも不在のとき、薬剤師が調剤が出来ないと認められる病気などに罹患しているとき、院内処方せんが調剤薬局にて受け取られた場合、そして天変地異によって薬剤師が薬局において正常な状態で調剤できない場合等が挙げられます。

このような状況下ではそもそも調剤が出来なかったり、安全な処方が出来ないことが考えられるので、正当な調剤拒否理由となるのです

薬剤師の調剤拒否で「処方薬の在庫がない」はなし?

薬剤師の調剤拒否の正当な理由とならない代表格に、処方薬の在庫がない、という理由があります。

それは正当な理由に含まれていません。

そのため、在庫がないという口実は薬剤師法第21条に違反したことになります。

この規則に違反したからといって、罰則規定がないので特にペナルティがないとはいえ、薬剤師が自らに定められた薬剤師法を違反するということは、薬剤師の存在意義を無視した結果といえるでしょう

通常在庫がないのが発覚した時点で、近くの店舗からヘルプを得ることが一番の選択肢ですが、残念ながら近くに店舗がない地方になると、なかなか難しいものです。

しかし、ある程度患者さんが固定されている地方の薬局であれば、どのような医薬品がどのくらいの数で必要かわかってくるはずなので、先にきちんと必要な物を把握しておくことが重要と言えます。

また、病院であれば、必要な対応をしてくれる大手の病院や都会の病院を紹介する準備をしておくべきでしょう。

調剤拒否の正当な理由でないと判断される在庫不足の理由ですが、特例で正当な理由とされる場合があります。

それは、患者さんの緊急度から、不足している在庫を取り寄せるまでに時間がかかりすぎると判断される場合です。

そのような場合では、すぐに調剤が可能な別の薬局紹介を責任持って行うことで調剤拒否をしつつも薬剤師としての業務を行うことが出来ます

薬剤師の調剤拒否では営業時間外は認められない?

薬剤師の調剤拒否の理由として認められないもので、案外知られていないのが、営業時間外だから、というものです。

命を預かる仕事である以上、営業時間外であるから処方が出来ない、というのも正当な理由から外されるのです。

通常、店舗の鍵を薬局の店長などといった責任者がつねに所持し、緊急で薬を必要とする患者さんがいればすぐに薬局を開ける義務があります。

特に地方などになれば、薬局など薬を処方してくれる場所が1つしかなければ、代わりの場所がありません

場合によっては命にかかわることもあるので、調剤拒否の正当な理由とはならないのです。

そのことから、人数の少ない店舗では、先輩社員が近くにいない場合新入社員でもお店を必要時に明けられるようにお店の鍵を保有していたり、また鍵を所有している人がいつも少なくとも1人は店舗の側にいなければならないため、長期休暇が取れないといった場合があります。

このような事柄から、転職の際には店舗の調剤拒否の度合いなどをみることによってどのような仕事環境になるか見えてきます。

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執筆者情報

薬剤師転職JAPAN編集部
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