薬剤師の転職、大手から中小、そして中小から大手の転職事情
更新:2023/04/06
[転職パターン]薬剤師が転職で大手から中小、もしくは中小から大手に移る場合、様々なことを考慮する必要があります。
大手と中小のメリット・デメリットを理解し、転職を成功させるとともに、その後薬剤師として仕事を続けられるようにしましょう☆☆☆
この記事の内容はこれ!
薬剤師の転職で大手から中小に移る、その逆を行うことのメリットって?
薬剤師の転職で大手か中小のどちらがいいのか、というのは一概にいえないことです。
大手であれば、どの仕事であっても企業規模が大きいことから将来的な安定性は得られるでしょう。
やはりある程度大きな会社であれば経営状況が多少悪くなっても急に倒産するという確率は低いでしょう。
また、大手であれば教育制度や福利厚生がしっかりとしている事も大きな利点といえるでしょう。
もちろん。営業職であればいきなりOJTという形で仕事に入る場合もありますが、基本的に研修から入るものでしょう。
しかし大手への転職だと、残業が多かったり、上がやめない分昇進が遅かったりといったこともあります。
対して中小薬局への転職であれば、大手ほどの将来への保証はないかもしれませんが、より早く昇進でき、経験を積めるという点から会社の中の高い地位に早く就けます。
それは転職の際にも有利になりますし、調剤薬局などで独立する場合には有利です。
また、中小企業の方が大手のものよりも年収が高いといった場合が多く、薬剤師の残業なども大手よりも少ない傾向にあります。
もちろん、人手があまりにも足りない場合は逆に仕事量が多くなりますが、基本的に少ない傾向があるといえるでしょう。
薬剤師が転職、大手から中小に移る、その逆を行う理由と目的
薬剤師の転職で大手から中小に移るという大きな理由はというと、やはり給料がランキングの上位に入ってくるでしょう。
大手では、基本的にどの職業でも新卒から育てることを好みます。
やはり大手の企業では、独自の教育制度が出来上がっているので、自分のやり方に染まった社員を好みます。
そのため大手は大掛かりな研修も行い、知識や技術の均一化を測ります。
最近では中途採用をしない、というような大手企業は減ってきましたが、やはり新卒からの採用に力をおいている大手企業が多いと言っていいでしょう。
逆に中小であると、まだ基盤が出来上がっていないことから即戦力のある中途採用の薬剤師を好む傾向があります。
そのため、研修を簡略化出来る経験者が歓迎される傾向にあります。
そのため、その経験年数、経験している職業によって大幅な給与アップが期待できます。特にSMOやCROへの転職ではその傾向が顕著といえるでしょう。
次に薬剤師の転職の理由で多いのは、自分のやりたいことが出来るように、ということがあるでしょう。
とくに研究職などでは超合理主義で、なかなか自由に自分の好きな研究ができないと言う大手の研究者がいます。
そのぶん中小企業では中途採用でいきなりチームリーダーになって好きな方針に持っていける可能性があります。
しかし、大手でしか揃えられない機材などもあるので、あくまでも好きな方針が可能になる、と言った程度といえます。
薬剤師の転職で大手から中小に行く、その逆の仕事の違い
薬剤師の転職で大手が良い、という親御さんが多いのですが、最近では必ずしもそうとはいえなくなっています。社会情勢によって倒産する可能性が少ないといえど、やはりその危険性はあります。
でも今大手で働いているから中小企業に行くのは簡単!という人がいます。
しかし、そこでは大きな違いがあることを理解しなければなりません。
もちろん、単純に就職するのであれば、大手から中小に転職するほうがその逆より可能性は高いでしょう。
例えば、よく言われるのは、大手企業であればもっともよい効率で仕事を進めるために作業を細かく分担しています。
それは非常に合理的なのですが、残念ながら、全体像が見えづらく、場合によっては非常に達成感のない仕事になってしまいます。
逆に中小企業では1人が1つの流れを請け負うというのも珍しくなく、様々な仕事を請け負わねばならず、非常に忙しく感じる場合があります。
しかし、それでもひとつの仕事の開始から完了まで見られるということから達成感が生まれやすいとも言われています。
そのため、薬剤師が大手から中小に転職した場合は、その一連の流れから達成感を得られる場合もありますが、その忙しさに忙殺されるかもしれません。
また、逆に大手企業に転職して、作業が単調になり、薬剤師のやる気が無くなるという危険性もあります。
これらの事は薬剤師転職サイトに登録し、実際に専門の転職エージェントに相談することで企業ごとの事情を聞けます。
また、大手から中小に行くのが比較的簡単と言われていますが、決して対策もなく出来るというわけではないので、履歴書や面接対策は重要です。
一度の専門のコンサルタントに話を聞いてみて、転職を成功させましょう。
いざというときに備えて薬剤師転職サイトに登録しておこう!
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