薬剤師の転職でCROから製薬会社で夢をつかんでみませんか?
更新:2023/04/25
[転職パターン]薬剤師が転職でCROから製薬会社に移ることができた、という話はごく稀です。
それは、研究の傾向、そして経験や実績を重んじる製薬会社だからこそ、CROからの転職時のマッチングが難しいというのもあるでしょう。
しかし、それでもその夢をつかんだという方がいるというのも事実なのです☆☆☆
この記事の内容はこれ!
薬剤師の転職でCROから製薬会社に移った理由とその結果
薬剤師が転職でCROから製薬会社、さらにその中で研究職を目指すというのは狭き門だということが知られています。
しかし、CROから製薬会社へ移った薬剤師が全くないかというと、それは違います。
その証拠が私です。初めまして、5年間務めたCROから製薬企業の研究職として転職を成功させました35歳の男性です。
さて、私は、長くCROでCRAとして働いていましたが、旧4年制卒でそのまま修士課程にまで進んで研究を続けたいと思っていたことがずっと心に引っかかっていました。
まだ新しい分野であるCROでの仕事は新卒時では非常に魅力的だったので、当初はCRAには満足しておりました。
しかし、年月が経つにつれ、研究がしたいという気持ちが大きくなっていきました。
そこで、試しに転職サイトに登録してみました。その後、転職支援サイトから連絡があり、研究職に私の学生時代、そしてCROの経験を活かせる職場があると教えてもらったのです。
それが、最初は半信半疑だったのですが、ベンチャー企業の研究職で、ネットで自分でも情報を探してみると、私の行っていた学生時代の生物の研究内容としていたことから、ぜひ転職したいという思いが強くなりました。
そのあと、転職サイトの担当者と話し合って面接対策を行い、無事製薬会社からの内定を勝ち取ることができました。
薬剤師が転職しCROから製薬会社にいくとお金的にお得?
薬剤師の転職でCROから製薬会社となると、給与ダウンが心配という人がいます。
確かに、CROにおいては、高給取りの外勤のイメージが強いのですが、その外勤を行っているのはCRAで、同時に一番高年収を見込めるのもこのCRAです。
臨床開発モニターという意味のCRAですが、プロジェクトマネージャーなどの管理職に昇格すれば、年収1,000万円も決して不可能ではありません。
しかしそれはただお金が入ってくるというわけではなく、外勤ならではの業務の大変さ、そして治験の最終段階になった際の繁忙期、そして情報収集やデータ化が主となる閑散期の差が激しいため、定時に帰れる日が続くことがあれば、逆にプロジェクトの立ち上げや終わり掛けになれば、場合によっては、終電まで仕事をしていて、休日もつぶされてしまうということも珍しくはありません。
そう考えると、基本的に休日出勤がない企業が薄給というわけではありません。
とくに、私が勤めるようなベンチャー企業のなかでも大手となれば、経験などを考慮されて年収が800万円~1000万円という年収が薬剤師に与えられる研究職もあるそうです。
薬剤師で転職、CROから製薬会社なら、こういう人がおすすめ!
薬剤師が転職でCROから製薬会社に移りたいと思うのであれば、自分の性格をまず把握する必要があります。
さて、CROに向いている薬剤師と言えば、前述したとおり、新しい分野の仕事にチャレンジしたい人、そして薬剤師としての医薬品の知識を活用し、ドクターをはじめとしたキャリア豊富な人と話しても臆さない人、そして情報を収集し、データ化して、管理が得意な人です。
さらに、データマネジメントなどに代表される内勤職もありますが、CROでも最も人数のいるCRAであれば、外勤は必須です。
もし何度も行く必要があるのであれば、パソコンでデータは転送して、3,4日はホテル暮らしになることもあるので、体力勝負と言ってもいいかもしれません。
それに対し、企業の研究職となれば、創薬の知識も必要ですし、自分一人で研究を進めるという行動力、そしてさらに企業の中で生きていく上でのチームプレーも必要ですので、総合的なコミュニケーション能力が必要と言えるでしょう。
もちろん、場合によっては出張なども伴うかもしれませんが、CRAほどではない、と言っていいでしょう。
これは私自身のことでも言えますが、製薬メーカーの会社員となれば、人事異動が必ずあるものと考えておくべきでしょう。
そのため、たとえ研究職としてCROから製薬会社に転職に成功したとしても、適性がない、と判断されたり、会社の意向などにより別の部署に異動させられることもあります。
このようなこともきちんと念頭に置いておきましょう。なかなか聞けない研究職への転職の経験談でしたね。
製薬企業と言えば、MRが薬剤師の就く仕事というイメージはありますが、特に修士、博士課程まで進んでいると、研究職を目指す人が多くなります。
そのため、新卒での就職の段階ではCROに就職した人であってもやはり研究をしたいという思いが残り、転職を考えるのですが、CROから製薬会社に転職するのは狭き門としてなかなか踏み出せない人も多いようです。
そんな方にお勧めしたいのは、まず薬剤師転職サイトに登録してみることです。狭き門だから、とただ敬遠していては、チャンスをみすみす逃すかもしれません。
一度、薬剤師としての自分の可能性にかけてみませんか?
いざというときに備えて薬剤師転職サイトに登録しておこう!
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