薬剤師で適性があるかどうかを見極める職業別の条件
更新:2023/03/30
[職種・勤務先]薬剤師の適性というと、どのような仕事、職場につくかによって異なります。
その仕事にどのような能力が必要かを予め知っておくことによってそれに対する自分の適性を知り、転職を成功させることが出来るのです☆☆☆
この記事の内容はこれ!
薬剤師の適性、病院薬剤師では体力と精神力がキーワード
薬剤師の適性で病院薬剤師について言われていることは、やはり命の最も近くで作業するということから学ぶ姿勢だったり、患者さんと、そして同じ医療従事者のメンバー間でのコミュニケーションだったりと様々です。
しかし、やはり体力、精神力のある薬剤師が適性を持つと言えます。
もちろん、夜勤がある、連勤もあり得るという点でも体力は必要な適性になりますが、体を動かせない人のお世話をする上で体を抱えあげたり、重い器具を運ぶことから体力は必要です。
そして、当たり前ですが健康な人がいない環境で働くという精神力が病院薬剤師には必要なのです。
担当する分野によって異なってきますが、場合によっては死に近い病気であったり、一生治らない病気の患者さんもいます。
薬剤師がそのような患者さんと笑顔でうまくコミュニケーションを取っていく上では強い精神力が必要なのです。
また、認知症や精神科の患者さんとなるとそのコミュニケーション方法は一昼夜で獲得できるものではありません。
そのため、病院で働く上ではそのような特殊条件下でもやっていける精神力、体力があることが薬剤師の適性の有無に大きく関係すると言っていいでしょう。
薬剤師が適性があるとされる条件、調剤薬局の場合。
薬剤師の適性で調剤薬局において必須であるといえるのは、人とコミュニケーションできる力です。
これは、何も患者さんだけではなく、薬剤師同士の間においてもそうです。調剤薬局は非常に狭い空間で限られた人数の薬剤師で仕事を行います。
小さい薬局になれば、調剤室と窓口が軽く仕切られているだけでほとんど一つの部屋にいると言ってもいいほどです。
常に他の薬剤師の存在があり、誰かに見られているようなそんな環境の中で集中して仕事を遂行することが出来るというのはある意味調剤薬局に必要な適性なのかも知れません。
薬剤師の適性の有無は、ドラッグストアでは視野の広さが関連
薬剤師の適性でドラッグストアについては、薬剤師という専門職ではなく、1人の販売員として行動できるかによると考えられます。
探している薬を一緒に探してあげたり、服薬指導をしたりという薬剤師に任された仕事以外にも棚卸しや掃除、レジ担当など薬剤師であってもこなす必要のある仕事内容は様々です。
さらにドラッグストア全体の売上についても責任が有ることからいかに商品を売るかをスタッフと力を合わせて工夫するなどの協力が必要です。
そこで自分は薬剤師だからしなくていい、したくないなどと思っているとそれはやりにくい人だと周りのスタッフにも伝わり、仕事がお互いにしにくくなってしまいます。
そのため、ある意味専門職であるというプライドを持って仕事をする範囲を自分で決めてしまう薬剤師にはあまり適性があると言えず、広い視野を持てる人に適性のある職業と言えます。
また、チェーンのドラッグストアでは転勤が伴うこともあり、その中でスムーズに人間関係を構築することが出来る社交性がある薬剤師のほうが適性があるといえるかもしれません。
薬剤師で適性がある、と考えられる企業の条件
薬剤師の適性では、CROや製薬企業に必要になるのは、やはり組織に属することができることが重要なのです。つまり、いわゆる空気を読む能力が適性として必要になるのです。
それはコミュニケーション能力や切り替えの早さ、行動力などの総合的な能力で、その中でも最も重要となる適性は、コミュニケーション能力でしょう。
内勤であっても上司や部下に挟まれて仕事を行う必要がありますし、仕事が遅すぎるのも早過ぎるのも問題です。
足並みを揃えて行くことが重要であり、適性も試されます。また、外勤であれば様々な人と関わっていかなければなりません。
特にCROに所属していると、様々な医療施設の医師や医療スタッフと共同して医薬品の治験を進行する必要があります。
その中でスムーズに作業を進めるには、あらゆる人と交渉できるコミュニケーション能力が必須です。
また、CROでも研究などの内勤職でも会社の上の人間の意思決定ですべてが変わります。その決定に不服でも従えるという妥協も、適性として必要になると言えます。
このように適性はある程度ありますが、やはり職場のポリシーであったり、仕事の進め方によってそれは必ずしもそうだとはいえないので、転職を考える際には、適性の事よりもその職場がどのような人材を求めるかを転職サイトで確認し、事前の情報収集を行うようにするようにしましょう。
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