調剤薬局の薬剤師の勤務時間は長い?
更新:2023/04/26
[モチベーション, 不安と悩み]調剤薬局での薬剤師の勤務時間とは、薬剤師の就く他の職業と比べて長いのでしょうか?
どの職業も8時間労働が基本ですが、やはり残業が発生しやすい仕事というものがあります。
職業別に勤務時間が長くなる理由などを紐解きながら、転職の際のポイントを押さえていきましょう☆☆☆
この記事の内容はこれ!
調剤薬局の薬剤師の勤務時間は?
調剤薬局での薬剤師の勤務時間はどのくらいのものなのでしょうか。
基本的には正社員であれは勤務時間が1日8時間となっています。
しかし、患者さんが多かったり、処方箋を多くさばかなければならない場合は残業しなければなりません。
特に門前薬局の場合であれば、処方箋を出している病院の診療時間であったり、混雑状況によっても変動します。
このようなことから、調剤薬局の状況によって薬剤師の勤務時間というのは、変わってくるといえそうです。
しかし、実際には月平均で170時間程度の勤務時間であるという調査結果もあるので、必ずしも長時間勤務である、と言うわけではないでしょう。
ただし、この数字はあくまでも、店長などの役職などについていない薬剤師の場合です。
従業員である薬剤師を管理する管理薬剤師となれば、自分の仕事が終わっても薬局の営業時間が終わるまで帰ることができませんし、さらにドラッグストア併設の調剤薬局の店長クラスともなれば、なかなか時間通りに帰るのは難しいでしょう。
なにしろ最近は24時間営業のドラッグストアが増えてきています。
そのため、法律上では勤務時間が8時間と決まっていても、担当シフトの組み合わせ方によっては、十分に休めることができないケースもあるようです。
そのような環境であれば、自分の時間の確保や休息時間の確保が難しく、転職のきっかけになることもあります。
調剤薬局の薬剤師の勤務時間で大学病院や総合病院の門前調剤薬局であれば?
調剤薬局の薬剤師の勤務時間を考える中で、大学病院や大きな総合病院の門前薬局になると、基本的に大学病院や総合病院の外来は、予約診療が主立っていることが多く、そこまで勤務時間そのものが長くなることはありません。
しかし、大きな病院であるからこそ、多くの患者さんの薬歴管理が必要であり、薬歴を書くという作業で少し時間が押す可能性もあります。
更に最近では24時間店舗にお客さんが来た時に薬剤師が対応することが浸透してきたので、休み中に出勤する必要性もあるかもしれません。
もちろん、それほど頻繁なことではありませんが、やはりゼロではないことから、従業員の間で交代で店舗直通の電話を休日の間に持っていたり、いつでも出勤できる範囲内にいることが求められたりするでしょう。
正確には勤務時間ではありませんが、ある程度縛りがあると思っていいでしょう。
また、勤務時間の長さに加え、大きな病院ほど抱える患者さんの数や対応している科の数も増えてくることから勉強会などが開催される場合が多くなります。
その結果、自主勉強時間が増え、自分の時間が減ってしまうことになるでしょう。
もちろん、その時間を充実したものにして、仕事と感じなければよいのですが、勤務時間と捉えてしまうと不満の元になってしまう可能性もあるでしょう。
ですが、大きな病院などになると、同時にメリットも生まれます。
大きな病院の前であれば、多くの薬剤師を確保しなければならないことから必然的に店舗に配置される薬剤師の数は多くなります。
そのため、小さな子供を抱える親だと、急遽お子さんの具合が悪くなったとしても代理の人を探しやすいというメリットが有ります。
また、大きな病院の周辺であれば薬局が集まりやすいことから薬の在庫が足りなくなった場合に直接その店舗に出向き、薬を分けてもらうという対策がとりやすい、ということも挙げられます。
調剤薬局の薬剤師が勤務時間を考えるなら、個人クリニックの門前調剤薬局
調剤薬局の薬剤師が勤務時間を重視するなら、おすすめなのは個人クリニックの門前調剤薬局でしょう。
個人クリニックはその院長の方針や考え方に寄って勤務時間は若干異なりますが、基本的に院長がクリニック内にいることがほとんどなので、昼休憩をきっちり取ってそこまで長い時間営業していないのが普通です。
そのため、必然的に個人クリニックの門前調剤薬局の薬剤師の勤務時間もそこまで長くないのが通常です。
ただし、薬局の立地などに寄って、運営時間が少し異なってきます。
仕事帰りの人が多く訪れるのであれば、休憩時間を長めにとって終了時間を遅らせたり、逆に朝早めに開店するといった工夫を行っているところも多くあります。
その場合であれば、長い休憩時間を使って一時帰宅で家の用事を済ませたりすることも可能です。
個人クリニックであれば、対応している分野が限られていることから勉強に費やす時間も少ないです。
そのため、お子さんのいる方でも自分の時間をきちんと確保し易いでしょう。
しかしその分スキルアップがしにくく、やりがいにもつながらない場合もあります。
その場合、おすすめなのは人通りの多い、面対応薬局です。
ここであれば、決まった分野の薬以外にも処方箋が集まってくるので、興味深く仕事をすることができる可能性が高いでしょう。
勤務時間に関しての不満で転職を考える薬剤師は少なくありません。
せっかく転職に成功したのに、勤務時間が原因で再度転職することにならないように、まずは情報収集が重要になります。
その際に活用して欲しいのが、薬剤師の転職サイトです。
薬剤師のための専門のサイトとなっているので、薬剤師目線で役立つ情報が多く揃っているので、転職を考えた際にはぜひ利用していきましょう。
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