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製薬会社の薬剤師になるのは難しい??

更新:2023/04/06

[職種・勤務先]

製薬会社の薬剤師の就ける仕事として代表的なものに研究開発、品質管理、CRA、MRと挙げられます。

製薬会社の薬剤師として転職を考える上で役立つ薬剤師に求められる能力、期待できるメリット、考えられるデメリットなどを交えて特徴を見て行きましょう☆☆☆

製薬会社の薬剤師として新薬開発!

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製薬会社の薬剤師が就く職業で研究を仕事にしたいと思っている薬剤師にとっては、製薬会社での研究部門への転職は夢だという方も多いでしょう。

大きく研究部門、とは記しましたが、薬剤師の仕事の内容としては大元となる新薬の成分を探索する基礎研究、そしてそれらを実際に薬として使用できるように形にしていく非臨床開発とあり、実際に研究開発を行うのは後者のものになります。

具体的には、非臨床試験の段階では基礎研究で見つかった成分の有効性を確認していき、そこから開発された幾つかの化合物から選別を行い、有効性、そして安全性を薬物動態などの試験を通じ、確認していくのです。

ただしこの製薬会社の研究開発職、という職に薬剤師が就くのは至難の業です。

なにしろ新卒でも最近では博士号取得者ではないとそもそも応募ができない製薬会社も増えているのが現状です。

そのため転職者にも博士号、もしくはそれ以上の能力を示す実績が必要になるとも言えるでしょう。

製薬会社で薬剤師として品質を守る

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製薬会社で薬剤師が最も必要とされるのは品質管理、品質保証職といえるかもしれません。

品質管理は品質を管理し、品質保証は品質を保証する仕事で、製薬会社の工場はその中に管理薬剤師がいなければ正常に機能することが出来ません。

もちろん薬剤師の持つ分析能力や薬品を扱う上での技術や知識も重要なのですが、管理薬剤師の存在が工場運営の切符となるのです。

そのため、逆に言えば管理薬剤師がいればそれ以外の従業員は薬剤師でなくてもいいとも取れます。

そのことから薬剤師でなければならない職業とならなくなるので、必然的に競争相手が増えることになります。

しかしながら、薬剤師であることはポテンシャルの高さを評価されるポイントとなるのでうまくそのポイントを活かした転職がオススメです。

製薬会社が薬剤師CRAに求めるものとは

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製薬会社の薬剤師の仕事の1つにCRAというものがあります。治験が社会的にも知名度を上げていることから、CRA、いわゆる治験コーディネーターと呼ばれる職業が知られてきています。

CRAの主な仕事は、病院などに委託されている治験がしっかりと計画通りに進んでいるかをチェックする、といったものになります。

これはもちろん薬効を確かめるという目的もありますが、治験を受けている患者さんに悪影響が出たとしたらすぐに中止などの対応を行うことが可能です。

CRAの仕事は何もチェックのみが仕事ではありません。

治験が進行する中で、医者を始めとする医療従事者がしっかりと取り決めを守っているかどうかなどを、実際に施設を訪問し、話をすることも重要な仕事です。

ただ現状を見るだけでなく、医療従事者と製薬会社とのパイプ役を担ったりといった複雑な仕事であり、なおかつ外勤が多いというのがこの仕事の特徴といえるでしょう。

この仕事においても薬剤師免許は必要ではありませんが、やはり医療従事者と話をしたり、薬を扱う治験に関わる上では薬剤師が持っている知識は大きな力となります。

そのため、転職でもアピールポイントとして活かせるでしょう。

製薬会社の薬剤師MRは稼げる!?

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製薬会社の薬剤師が就ける高収入なお仕事の1つとしてあげられるのがMRでしょう。

年商がランキング上位に位置するような大手医薬品製造会社では35歳くらいの年齢で年収800万円くらい、さらに40歳くらいで1000万円にも届くといったケースもあります。

これに対し、年収で薬剤師をひきつけている調剤薬局の年収は高くても600万円くらいでしょう。

さらにMRであれば退職金も期待できますので、それも考慮にいれると生涯年収での差は巨大なものになるでしょう。

しかし、なにも収入だけがMRの魅力ではありません。MRを経験することによって得られる高度なビジネスマナーは後々転職を考えた際にも役立つでしょう。

なにしろ、医薬品の製造会社が新卒の薬剤師に投入している教育研修費用は莫大で、そのすべてを回収するのに数年はかかるとされている程なのです。

営業というと、「人にモノを売る仕事」という風に誤解されがちですが、実際には、モノではなく売っている人、つまりは自分自身を売る仕事、と解釈できます。

なにしろ、当てずっぽうに薬を売っていてもまず成績が上がるわけがありません。

極端な例ですが、眼科に胃薬を売っても意味がありませんし、高額な買い物を信頼できない人から買う人はなかなかいません。

信頼関係をいかに築けるか、的確にニーズに答えられるかが製薬会社では重要といえるでしょう。

このように、製薬会社と一言で言ってもさまざまな仕事があり、それぞれにおいて特徴があることが分かります。

その中で自分に合う仕事を見つけるには不安が伴うでしょう。その不安ときちんと向き合うために薬剤師の専門転職サイトへの登録がオススメです。

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執筆者情報

薬剤師転職JAPAN編集部
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