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薬剤師のフィジカルアセスメントは今後必要なもの!

更新:2023/04/26

[不安と悩み, 雇用条件]

薬剤師のフィジカルアセスメントというと、最近さらに着目されている薬剤師の技術の1つです。

この事前評価を行うことに関しては社会的にも、そして薬剤師にとってもメリットが多く存在します。

そもそもフィジカルアセスメントとは何なのか、それを修得することでどのようなことが期待できるかを見て行きましょう☆☆☆

薬剤師のフィジカルアセスメントはどのようなもの?

薬剤師がフィジカルアセスメントを行う、ということは、まず患者さんの全身状態をアセスト、つまり評価することなのです。

つまり、薬剤師のフィジカルアセスメントとは、具体的には医師法の定める医療行為に抵触しない程度の行為と定義づけられています。

フィジカルアセスメントについて具体的に上げるのであれば、まずは体温測定、自動血圧装置による血圧測定、パルスオキシメータによる経皮的動脈血酸素飽和濃度の測定、軟膏や湿布の貼付、点眼剤の点眼、坐剤の使用などがあげられています。

これらの行為を行うことによって、処方されるお薬との副作用発生の防止、薬物療法の効果を予測することができます。

薬の副作用を先に回避できることは患者さんの健康を確保するだけでなく、結果的に、他の医療スタッフの業務の軽減にもつながります。

病院では過労による人間関係の悪化が転職理由となることもあることから、病院全体の雰囲気の向上にもなります。

また、フィジカルアセスメントを通じて、薬剤師も医師や看護師の得られる情報と共通のものを得ることができ、積極的なチーム医療の実現が可能になります。

今後は高齢化社会による自宅介護や自宅医療が増えていき、さらなる医師不足に悩まされることが予想されます。

その中で薬剤師である程度患者さんを事前に診断することにより、患者さんの負担を減らすことも可能になります。

フィジカルアセスメントとは、時代に則した薬剤師の進化の形であるといえるでしょう。

薬剤師とフィジカルアセスメントの法律解釈

薬剤師がフィジカルアセスメントを行うことによって様々なメリットがあるものの、実は薬剤 師がフィジカルアセスメントに関わることに関してはクリアすべき課題がいくつかありました。

その一つが、フィジカルアセスメントが医療行為として認識されることによる医師法第17条への抵触です。

実はこれについては、2010 年に行われた厚生労働省から薬剤師の積極的な薬物療法への参画が明記された通知が出されたことにより、日本病院薬剤師会が薬剤師によるフィジカルアセスメントは医療行為に当たらない、という見解を明らかにしました。

これ以来、各地においてフィジカルアセスメントに対する取組みが活発になっています。

医師法でなく、薬剤師法から薬剤師の立場でフィジカルアセスメントを解釈すれば、薬剤師法25条の2には、調剤した薬剤の適正な使用のために必要な情報を提供しなければならない、と明記されています。

ここで定義される必要な情報、にはもちろんですが、薬剤師の管理するべき副作用情報も含まれることになるので、結果として処方薬に関係してくる副作用情報を収集し、提供するフィジカルアセスメントを行うことが重要と考えられます。

このことから、病院や調剤薬局などに勤務する薬剤師を対象としたフィジカルアセスメント講習会なるものが各地で開かれるようになり、大学でもカリキュラム化されているところも多くあります。

薬剤師がフィジカルアセスメントを行えると転職に有利?

薬剤師がフィジカルアセスメントができることによって直接年収アップや転職の際の切り札として使える技術かというと少し違っています。

もちろん、地方の医師不足や医療過誤の予防として重要な技術ではありますが、フィジカルアセスメントの技術に資格などが存在しない以上、給与を上げる要因となる可能性は低いです。

しかし、フィジカルアセスメントができることが今後当然なことになると考えると、できることに越したことはないといえるのではないでしょうか。

大学でも積極的に取り入れられているフィジカルアセスメントでありますので、今後卒業してくる新卒の薬剤師の間ではあって当然のものといえるでしょう。

そこで転職活動をすると少々気まずいものがあるかもしれませんので、もしチャンスが有るのであれば、転職サイトなどでも無料のフィジカルアセスメント講習が行われているので探してみるとよいでしょう。

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執筆者情報

薬剤師転職JAPAN編集部
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