訪問看護ステーションのやりがい
訪問看護の仕事は、まさに個々の利用者様としっかりと向き合い、その方一人ひとりに追従した看護サービスを提供することであるといえます。
通常の病院の環境とは違い、「自宅」という日常生活の場を共有しながら、一人の利用者様との長期的な関係を結ぶことが可能です。
それは、深い信頼関係を築き上げるための絶好の環境と言えます。
一人ひとりの利用者様と深い関係を築いていく中で、ご本人やそのご家族から感謝の言葉を直接いただく機会が多くなることも、訪問看護の特長として挙げられます。
些細な身体的な変化、例えば、ほとんど動かなかった手が僅かに動いたり、抑え気味だった表情がほころんだりするのを目の当たりにすることで、共に喜びを感じることができます。
そして、その結果として、「ありがとうございます」という気持ちを直接聞く機会も増えます。
そして、訪問看護師という職業は、自身の看護師としてのキャリアアップに大いに貢献することでしょう。
看護の技術とは、単に手技だけを意味するものではありません。
訪問看護師としての経験は、判断力、観察力、アセスメント力といった事柄を身につける良い機会となるでしょう。
これらは、あなた自身の看護師としての総合的なキャリアを形成するために重要なスキルなのです。
訪問看護ステーションで働くメリット
この職場では、一般的なカレンダーに基づく勤務制度を採用しておりますので、予定を立てる際に役立つことでしょう。
また、多様な働き方が可能で、日勤だけでの労働が可能な場所であり、土日祝日に休むことが可能なステーションや、労働時間を短縮することができる仕事もあります。
そのため、家族との時間を大切にしたい方や、趣味に時間を割きたいという方にとっては、大変理想的な職場環境を提供しています。
さらに、夜勤は一切ないので、身体への負担を気にすることなく働くことができます。
また、それに加えて、非常に魅力的な給与体系があり、月収が30万円程度になることも十分可能です。
そして、訪問看護ステーションでは経験があまりない方や全くの未経験者でも安心して働ける環境を整えています。
9割の社員が未経験からスタートしており、教育プログラムや同行訪問も充実しているため、もちろん新卒の看護師の方でも十分に活躍することが可能です。
経験が浅い方でも、ここでは新たなスキルを身につけて成長することができるでしょう。
訪問看護ステーションで働くにあたって
車の運転が求められるかどうかについて疑問を持っている看護師さんもいますね。
それに対する答えとしては、特に都市部である東京都内の場合には、電動式の自転車を駆使したり、電車やバスといった公共交通機関を選択することが可能となっておりますので、必ずしも自動車の運転免許が求められるとは限らないということになります。
また、「自己判断が心配」とお感じの看護師さんもいるようでございますが、そこで一つアドバイスさせていただきます。
看護師さんが担当となる利用者様のご様子に何らかの変化が見受けられ、それに対する判断が難しいと感じた際には、その状態を専門的な知識と経験を有する医師に伺い、その方の意見を取り入れることで一番安心でき、また適切な対応ができると思います。
それにより、ご自身の負担も軽減されることと思います。